お墓を建てるまでの流れ

お墓ってどうやって建てたらいいの? 購入の流れをわかりやすく解説!

そもそも、何故お墓を立てるのか

人が亡くなったらお墓を建てなければならないという法律は世界中どこにもありません。にもかかわらず、人類は太古の時代からお墓を作り続けてきました。なぜでしょうか。今から7万年前、ネアンデルタール人が死者に花を手向けていたことが考古学で明らかとなっています。これがお墓作りの原点ではないでしょうか。 従ってお墓は慣習や習慣で建てるものではなく、人類の証とも言える死者への哀悼、追憶の心、仏教でいうところの供養の心によって建てる祈りの造形なのです。

お墓は100年に一度の買い物

お墓は何度も買い換えるものではありません。「一生に一度の買い物」、「100年に一度の買い物」と言われることもあるほど希少な買い物です。購入する際は「安いから」、「何となく」などと安易に決めるのではなく、必ず「ポイント」をしっかり押さえてから買うようにしましょう。 

その1 墓地を選ぶ

まず、規則・資格・制限については、よく調べておきましょう。ご遺骨を納めることのできる範囲、墓碑購入や工事を行う際の特定石材店の有無、墓石の大きさや形の制限の有無などの情報です。

また、墓地の使用権の継承や譲渡についても、墓地それぞれの規定があるので、確認しておく必要があります。

墓地選びのチェックポイント

  1. 安心できる経営・管理組織かどうか
  2. 規則や資格・制限の詳細な確認(宗派による規則や資格など)
  3. 区画の面積は適切か
  4. 費用と支払い方法(ローンについてなど)
  5. 墓地までの交通の便はよいか
  6. 管理が行き届いているかどうか
  7. 墓地の設備と周辺環境はどうか

情報を収集した後に下見を行うことが重要です。地域により当社で紹介可能ですので、お問い合わせください。

墓地紹介のお問い合わせ先

株式会社磐城 奈良県葛城市磐城駅前

TEL: 0745-48-2427

電話受付:午前9時~午後5時まで
定休日 水曜日・年末年始

墓地の種類

■公営墓地

自治体が管理している墓地です。永代使用料や管理費は安価で、宗教が不問です。石材業社指定のない場合が大半です。墓石の形に成約がある場合があります。購入者がその地域在住に限定されている場合や、公募時期が決まっている場合が多いので、自治体の広報誌やホームページをチェックしましょう。

■寺院墓地

寺院の境内か隣接する場所にあり、基本的に檀信徒契約が必要となります。特定の石材業者が指定されている場合もあります。

■民営墓地

宗教法人が運営しています。永代使用料や管理費は割高です。販売数が多く、宗教は問不問です。ほとんどの墓地で特定石材店の指定があります。

その2 墓地の購入申し込み

墓地を購入するということは、実際にその土地が自分のものになるわけではありません。半永久的に借りて使用権を得ることになります。

墓地を決めたら、管理者に購入を申し込みます。その際に、永代使用料と管理料を支払って、使用承諾証を受け取ります。

その3 墓石を選ぶ

石材店の仕事は墓石を建てることだと思われていませんか? 

それは大きな間違いです。石材店のより重要な仕事は「墓守」です。なぜなら、お墓は100年の買い物だからです。代々受け継がれていくものです。建てた墓石を保証し、後々まで面倒を見てくれる、信頼できる石材店を選ぶことが何よりも肝要です。

信頼できる石材店選びのチェックポイント

  1. お店に足を運ぶことで、お店の雰囲気や担当者の人柄は良いか
  2. 購入後のメンテナンスやサービス、商品に対する責任を明示しているか
  3. 格安を売り物にしているお店ではなく、お墓の価値や心の満足を重視しているお店か
  4. 地元の人の評判はどうか
  5. そのお店が建てた他家のお墓を見せてもらい、出来栄えは良いか

墓石の価格

墓石に機能性は全くありません。得られるのは心の満足です。

格安墓石、超特売墓石には品質の悪いものあり、そのような墓石を買ってしまうと、すぐにヒビ割れがしたり、変色してしまったりということもあります。値段だけで墓石を選ぶのは絶対にやめましょう。素人目からは同じような墓石に見えても、プロが見れば一目瞭然の差があります。

お墓を購入する際は、「お墓のプロ」である石材店に任せることが基本です。地元に根づいた評判のよい石材店なら安心です。いい加減な仕事、法外な価格で建立すれば評判を落とし、仕事がこなくなるからです。

なぜなら建てた墓石は、お店の信用を背負ってずっとそこに建立されているからです。

石材の種類

現在墓石に使用されている石材のほとんどが御影石(花崗岩)で、その8割以上が輸入材です。そしてその種類は何百種にも及びます。同じ御影石でも硬度がそれぞれ異なり、一般的には硬い石ほど光沢は長持ちします。硬度の低い石はその逆です。また、吸った水をはき出しにくい石があり、そのしみ込んだ水が寒冷地などでは凍って割れることがありますので、避けたほうがよいでしょう。

また、鉄分を多く含んだ石がありますが、水と融合して錆が出る可能性が高いので避けたほうがよいでしょう。

では、硬度が最も高く、最も水を吸わない石が高い石なのかというと、必ずしもそうではありません。石は天然素材のため、人気があって産出量が少ない石ほど希少価値がついて高額になります。従って石質が悪いから安い、良いから高いとは、いちがいに言えないということです。

これらの石の特質は、一般の方にはわかりません。建立後1年でシミになったというケースも少なくありません。くれぐれも信頼できる石材店で購入されることをお奨めします。

関連リンク

弊社で取り扱う石材の一部をご紹介します。


墓石の形

現在建立されている墓石は、大きく分けると三段型の和型とオルガン形の洋型に分類されます。

三段型の墓石は、江戸時代中期頃より一般庶民が建てるようになったお墓の形です。その原型は五輪塔とも言われていますし、位牌を形どったものとも言われています。当初は人が亡くなると、一人一基ずつ建立されましたが、家制度の導入と共に家墓、代々墓となり、その形だけが今日まで継承されています。

洋型墓石は昭和40年に出現し、あっという間に全国に普及しました。お墓も急速に多様化し、墓石の形も人によって様々になりました。特に近年、自分好みの自分らしいお墓作りをされる方が急増し、洋型墓石はデザインを競う時代に入ました。

このほか、一般的な墓石として五輪塔があります。平安時代中期頃できた仏の姿を表した伝統的な供養塔です。仏教の世界では、どんな人でも五十年たてば極楽浄土に行くことができると考えられており、亡くなった人はこれをもって個人としてではなく先祖の霊として祀られるようになります。現在では50回忌終了のご先祖の供養塔を五輪塔とすることが多いようです。

お墓の原点は供養するその心です。形ではありません。 従ってどういう形の墓石で建てられるかは、作られる方の自由です。それにお釈迦様はお墓のことは何も話されていません。それは人の心が決めることと悟られていたからに違いありません。

関連リンク

弊社で取り扱う墓石の種類、施工例をご紹介します。

和型
和型
洋型
洋型

TOPICS

墓石に文字を刻むようになったのは、平安時代の終わり頃のようです。当初は経文や梵字(ぼんじ)を彫りましたが、室町時代に入って仏の種子、仏像、名号、題目などが彫られるよう になり、仏塔としての性格が顕著になりました。 

江戸時代にはいって、庶民が建立するようになった三段型の墓石は、当初、仏塔として亡くなった方のために一 人一基ずつ建立され、棹石(さおいし)の正面頭部に宗派によって仏を表す「円」、大日如来を表す梵字の「ア」、 「妙法」などを入れ、その下に「南無阿弥陀仏」「妙法蓮華経」「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」などの題 目を彫り、側面に仏弟子となった個人の戒名、法名を記しました。 

明治時代にはいると仏を表す円や名号、題目が欠落し、家紋や個人俗名が刻まれ、仏教的な意義付けが、次第 に薄れました。大正から昭和にかけて民法に家制度が導入されると、仏塔として個人墓だった墓石は家墓、先祖代々墓となり、 仏弟子の証として、刻まれた戒名も墓誌(法名碑)に記されるようになり、仏塔としての墓石は完全に形骸化し、墓石に刻む文字への制約もなくなりました。

そして家制度が崩壊し核家族化、少子化が進んでいる今日、お墓も家族墓、夫婦墓、両家墓、個人墓など、急速 に多様化し、それに伴って墓石に刻まれる文字も思い思いに好きな文字や言葉が刻まれるようになりました。

その4 墓石を建てる

建てる時期

特別な決まり(法律)はありません。大切なのは供養の心です。思い立ったが吉日でよいと思います。一般的には、四十九日、百ヶ日、月忌、一周忌、三回忌などの法要を営むときに納骨されることが多いようです。

生前墓について

本来は子供が親の墓を建てることが供養と考えられていますが、近年では子供に負担をかけたくないという理由から生前にお墓を準備される方が増えています。

仏教では、生前に仏事をすることを「逆修」といって、大変功徳の高い善行と説いています。「灌頂経(かんじょうきょう)」「地蔵本願経」というお経の中でお釈迦さまは「生前に死後の仏事を修めておく と、その幸せは無量で計り知れない」と説いておられます。中国でも寿陵は長寿を願うめでたい墓として、秦の始皇帝をはじめ、歴代の皇帝が作っています。日本では聖徳太子が作られています。 昭和天皇がお亡くなりになったときも、ご生前に御陵(みささぎ)が造られていました。 

是非、子や孫と一緒にお墓掃除に行ってください。お墓参りの習慣を持つことができ、お墓の後継者となってくれることでしょう。

生前墓に関するご相談・お問い合わせ先

株式会社磐城 奈良県葛城市磐城駅前

TEL: 0745-48-2427

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定休日 水曜日・年末年始

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